円高と円安って何のこと? |
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■ 海外で買い物をするとき
ニュースでよく円高とか円安という言葉を聞くと思います。
日本では「円」という通貨が使われていることはご存知ですね。これに対してアメリカでは「ドル」という通貨が使われていることもご存知だと思います。
私たち日本人は「円」を沢山持っていますが、アメリカへ旅行など行ったとき、日本円で買い物をしようとしても「ノー!アメリカで買い物するにはドルが必要だよ」と断られてしまいます。
そこで銀行などへ行き「この日本円をドルに交換してください」と頼むわけですが、このとき1ドルもらうのに何円必要か?は、その時になってみないとわからないのです。
今日は1ドルと交換するのに90円必要だけど、明日は1ドルと交換するのに110円必要になってしまう。
1ドルもらうのに「日本円でいくら必要なのか」は、毎日変化しているのです。
■ 円の価値が高いか低いか
ここであなたに質問です。
今日は1ドルと交換するのに120円必要、明日は1ドルと交換するのに90円必要。
このように言われたとき、あなたは今日いますぐに日本円をドルに交換しますか?
しませんよね。
だって、今日は1ドルもらうのに120円必要だけど、1日我慢して明日になれば、1ドル90円で交換できるわけです。
たった30円の差ですが、これが1ドルでなく、100ドル交換しようとすると、12000円と9000円、つまり3000円も得するか損するか?になってしまうわけです。
今日は1ドル120円、明日は1ドル90円。どっちのほうが「円の価値」が高いでしょうか?
後者です。このようにドルに比べて円の価値が高い状態を「円高」といい、1ドル120円のように円の価値が低い状態を「円安」と呼びます。
私たち個人からすれば「円高」のように、少ない日本円でたくさんのドルと交換できるほうが、とっても得のように感じますよね。
日本人にとっては円高のほうが得なんだ!…いえいえ、そうとも言えないんです。
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■ 輸出と輸入について
たとえば、アメリカなど世界の市場へ自動車を輸出しているトヨタ。
トヨタがアメリカへ、1台1000万円で自動車を売るとします。
そして、今日は1ドル100円、明日が1ドル90円だとしましょう。
1ドルが100円なら、アメリカ人は1000万円のトヨタ車を10万ドルで購入できます。
ところが明日になると1ドル90円。昨日に比べて円高ですが…
1000万円のトヨタ車を購入するのに、11万ドル以上かかってしまう!わけです。
これではトヨタ車が売れません。
つまり「円高=円の価値が高くなる」と、日本の輸出製品(自動車など)が売れにくくなってしまうのです。
以上のことから、一概に円高の方が得とは言えないことが理解いただけたかと思います。
普段何気なく聞いている経済のニュース。「昨日は1ドル111円、本日は1ドル112円」と、たった1円の差ですが、
トヨタやホンダなど、日本の輸出企業にとっては、この「たった1円」の差が、経営上の大問題になったりするんですね。
円高・円安については以上です。
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